過去ログ - フィアンマ「これがあの男が命を懸けて救った世界、か」
↓
1-
覧
板
20
123
:
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
(福岡県)
[sage saga]
2011/06/06(月) 02:07:36.35 ID:E48WuV4go
「チッ」
小気味の良い音と共に『剣』を中程から断ち斬られ、フィアンマは舌打ちする。
対する魔術師は刀を鞘に納め、再び抜刀術の構えを取る。
(やはり右腕が無い今では、『剣』とて出力が落ちるか……)
『神の如き者』の力に基づく『剣』を握ったまま、魔術師を睨むフィアンマ。
象徴たる右腕を失った今、彼に『聖なる右』を行使することは出来ない。
対して『剣』は『聖なる右』からは独立した魔術だ。故に、右腕を失った今でも使うことは出来る。
だが、その力の源はやはり『聖なる右』と同じものだ。
故に現状ではその本来の力の末端程度しか発揮出来ていない。
攻防の第一波が終わり、訪れるのは沈黙。
動の後の静。張り詰め、今にも切れそうな緊張の糸。
魔術師はフィアンマの一挙一動を警戒したまま、同時に戦力を分析する。
(右方のフィアンマの武器は『神の如き者』の『聖なる右』だと聞きましたが、それを使う気配はありませんね)
考えながらも、魔術師は瞬きもせずにフィアンマを睨んでいる。
元神の右席と聖人の睨み合い。十分の一瞬でも注意を逸らせば、待つのは自らの死のみだ。
<<前のレス[*]
|
次のレス[#]>>
414Res/270.92 KB
↑[8]
前[4]
次[6]
板[3]
1-[1]
l20
このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています。
もう書き込みできません。
過去ログ - フィアンマ「これがあの男が命を懸けて救った世界、か」 -SS速報VIP http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/kako/1300905079/
VIPサービス増築中!
携帯うpろだ
|
隙間うpろだ
Powered By
VIPservice