過去ログ - フィアンマ「これがあの男が命を懸けて救った世界、か」
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263:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(福岡県)[sage saga]
2011/10/04(火) 01:18:07.89 ID:VeVfGtm4o



「先客か」

「よう、来ると思ってたよ」

 食後、そのまま彼らの本拠地に厄介になることにしたフィアンマ。
 (半分以上物置として使われていた)客室を宛がわれたが、さっさと眠る気分でもなかった。
 だからフラフラと彷徨い屋上に出てきたのだが、そこで青年と鉢合わせた。

「何を根拠に」

「いや、無根拠だけど。ただ一対一で話がしたかったんだよ、『右方のフィアンマ』」

 フィアンマの方は見ず、夜空を見上げながら青年はその名を口にした。
 それを聞いたフィアンマは、特に驚きもせずに応える。

「やはり、お前は知っていたか」

「まあ、それなりに情報は集めてるから。貴方くらいの有名人なら、嫌でも耳に入ってくる」

「一応ローマ正教の最暗部なんだがな」

「あれだけ派手に動いたんだ、暗いも明るいも無いと思うが」

「それもそうか」

「まあ、この辺りで知ってるのは俺くらいだろうけどな。世界的に見れば十ニ分に有名人だよ」

 くだらんことで有名になったな、とぼやくフィアンマ。
 軽く苦笑した青年は、手すりにもたれ掛かりながら口を開く。




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