過去ログ - フィアンマ「これがあの男が命を懸けて救った世界、か」
↓
1-
覧
板
20
322
:
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
[sage saga]
2012/06/15(金) 23:03:39.98 ID:CypdjJ6do
訝しげな視線を浴びながらフィアンマは山道を歩き、着いたのは何も無い場所だった。
少し開けていて視界が良いが、ただそれだけ。
特に問題となるものも見当たらない。
「それで、何が問題なんだ。人を食う化け物でも出るのか」
「あちらだ」
少年が視線で示す方を向く。
やけに濁った湖だか池だかの一部が見えるが、特に変わったものは無い。
「だから、なんだ」
「天然ダムだ」
「……なんだそれは」
「説明している暇は無い。向こうの連中に聞いてくれ」
今度は指でおざなりに示す。その先を追うと、彼らとは異なる団体が少し離れたところに集まっていた。
問うまでもなく薄明かりの面子だ。リーダーの青年の姿も見える。
「準備があるのでな。説明は連中に頼め」
それだけ投げやりに言って、少年達は去っていった。
嘆息したフィアンマは薄明かりの集団に近づいていくと、すぐに青年が気付き声をかけてきた。
「貴方も来てたんだな」
「生憎と、話をする前に邪魔が入ったものでな」
「なんだ、まだ済ませて無かったのか」
軽い調子で呆れたように言う青年を恨めしげに睨むフィアンマ。
青年は周りの部下らしき男に何事か告げ、うち数名がどこかへと去っていく。
<<前のレス[*]
|
次のレス[#]>>
414Res/270.92 KB
↑[8]
前[4]
次[6]
板[3]
1-[1]
l20
このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています。
もう書き込みできません。
過去ログ - フィアンマ「これがあの男が命を懸けて救った世界、か」 -SS速報VIP http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/kako/1300905079/
VIPサービス増築中!
携帯うpろだ
|
隙間うpろだ
Powered By
VIPservice