過去ログ - フィアンマ「これがあの男が命を懸けて救った世界、か」
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60:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(福岡県)[sage saga]
2011/04/16(土) 23:25:39.45 ID:jsJ9EfJ90

「なあ、コイツもう殴っていいよな? 堪える必要もないだろ?」

 少年は、敵意を剥き出しにして一歩踏み出す。
 青年はそんな少年を目で制して、

「豚はいいけどよ、後ろの兄さん方も倒せるのかよ。五人だぞ」

「どうせ結果は同じなら、やってやるさ」

「やめとけ、無駄に怪我するだけだ」

「じゃあどうするんだよ、また大人しく金を差し出すっていうのか?」

「はー、どうすっかねえ……こっちには後ろめたいことも無いし、知らん振りでもいいんだが」

 そんな少年たちを尻目に、フィアンマはメモ帳にペンを走らせる。
 片手でメモ帳を支え、ペンは口でくわえた。
 右上から左下へ。真ん中あたりで止めて、そのまま右下へ。
 ひらがなの「く」のようなものを書く。

「ああ、貴様らは迷うことは無い。躾のなってない子供に罰を与えるのは、大人の義務だ」

「豚に躾って出来るのかね」

「その減らず口も矯正せねばな」

 豚の合図と同時、後ろの警官達が警棒を抜く。
 青年は少年を背後に庇って、少年は今にも飛び掛らんばかりに怒りをあらわにして。
 三者三様に何かを言おうとして、



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