過去ログ - フィアンマ「これがあの男が命を懸けて救った世界、か」
↓
1-
覧
板
20
62
:
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
(福岡県)
[sage saga]
2011/04/16(土) 23:27:39.39 ID:jsJ9EfJ90
フィアンマは大儀そうに背中をドアから離す。
「仕方ないな。おい、そこの肉塊。早急にこの場から消え失せろ」
二言目からいきなりのこの台詞に、豚は青筋を浮かべて答える。
「なんなんだ貴様は? 邪魔はしないとか言ってなかったか」
「問答など許可したか? 失せろと言った」
「……どうやら、貴様も躾が必要なようだな」
「豚風情が――いや、貴様を豚などと呼んでは豚に申し訳ないな。貴様を食いたい物好きもおらんだろう」
「おい、アイツからやれ。殺しても構わんぞ」
「俺様を? 殺す?」
フィアンマは笑う。
とびっきりつまらない冗談を聞かされたかのように、嗤わずに笑う。
おいおい勘弁してくれ、との呟きに続けて、
「いくら右腕を失ったとはいえ、家畜以下とその家畜に殺されるほど堕ちることは出来んよ」
いくらなんでもそれは無理だ、とフィアンマは笑い続ける。
ひとしきり笑って、それから殺気立った警官らを一瞥した。
また少し笑って、左手で持っていたメモ帳を開く。
先ほど書いた『く』の字のページを、噛んで固定し破った。
<<前のレス[*]
|
次のレス[#]>>
414Res/270.92 KB
↑[8]
前[4]
次[6]
板[3]
1-[1]
l20
このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています。
もう書き込みできません。
過去ログ - フィアンマ「これがあの男が命を懸けて救った世界、か」 -SS速報VIP http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/kako/1300905079/
VIPサービス増築中!
携帯うpろだ
|
隙間うpろだ
Powered By
VIPservice