過去ログ - フィアンマ「これがあの男が命を懸けて救った世界、か」
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63:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(福岡県)[sage saga]
2011/04/16(土) 23:29:30.78 ID:jsJ9EfJ90

「これが何か分かるか?」

「大口を叩いて、さて何を出すかと思えばなんだその落書きは」

「『炎』のルーンだ。最もポピュラーなルーンの一つだな」

 フィアンマはメモ帳を適当に放り、くわえたルーンを左手で持つ。
 彼の言葉に、かつて彼のルーンの効力を受けた少年がピクリと反応する。

「何をほざいている? たかがそんな紙切れ一枚で、何が出来るつもりだ?」

 顔を赤くしてまくし立てる豚を前に、フィアンマはまた笑う。
 左手のルーンをひらひらと動かし、

「そうだな。普通ならば、このルーン一つくらいじゃあ派手な花火程度にしかならん」

「ルーンは、刻んだ数だけその力を増す……」

 少年の呟きを、フィアンマは肯定した。
 ただし、と前置きをして、彼は左手を顔の前まで持ってくる。



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