18:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(神奈川県)[saga]
2011/03/24(木) 22:27:23.28 ID:VM0nDOuDo
軽快に第七学区へと走る姿勢を見せる上条当麻の脳裏には【1ヶ月ほど前に会った】佐天涙子との会話を思い出していた。
今のように時が止まっているのを知覚した上条が学園都市を走り回り
そしてとある研究所の前で彼女を見つけた時の事を。
──11月23日──
佐天「ありゃ、当麻さん?こんなところで何をしているんですか?」
上条「……、涙子ちゃん……なのか?」
佐天「え?あ、あぁ……ヘルメット被ってますけど、あたしですよ」
上条「何を……してるんだ……?こんなところで、それにさっき能力を使ってたのも……」
佐天「いずれ話しますから、今は何も聞かないでくれますか?」
上条「俺に手伝えることがあるなら言ってくれって!!」
佐天「嬉しいんですけど、……ごめんなさい」
佐天「これからしばらく能力を使うようなことがあるかもしれませんが」
佐天「あたしは多分無事ですし、危険に陥ってる事もないんで心配しないでください」
佐天「絶対に、時が来たら話しますから……」
上条「る、涙子ちゃん……」
上条「ロシアで俺に言ったことに関係があるのか?」
佐天「……っ!!それも、いずれ話すときが来たら話します……」
佐天「だから、あたしから連絡が来るまでは気にしないでください」
上条「…………」
佐天「すいません……」
フルフェイスのヘルメットをし、体つきを見るに女の子というのがかろうじて分かる目の前の人物は──
──佐天涙子、は
そういって上条当麻の前から姿を消した。
113Res/98.72 KB
↑[8] 前[4] 次[6]
板[3] 1-[1] l20
このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています。
もう書き込みできません。