過去ログ - 美琴「私が一万人以上殺した、殺人者でも?」
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◆MDOfmX8bYE
[saga]
2011/03/26(土) 20:04:03.96 ID:X5AOPpqso
ロンドン
「しっかし、アレだな。幾らイギリスの中でも比較的外国人が多い首都とはいえ、まさかピンポイントで日本人が住んでる部屋のベランダに引っ掛かるとは、お前凄いよなー」
照れ臭さを誤魔化す為に適当に話題を逸らす上条だが。
「あはは、言われて見ればそうよねー。なんだか運命じみたものを感じちゃうわ」
「う、運命!?」
「え? いやいやいやマジに捉えないでね? 軽いジョーダンよジョーダン!」
「あ、わ、悪いそうだよな」
上条当麻、年下の少女にちょっぴりドキドキしてしまうの図。余計に墓穴を掘ってしまったと反省。
「そ、それよりえっと御坂、さん」
「呼び捨てでいいわよ。アンt……上条さんの方が年上だろうし、堅苦しいの苦手だからフランクに行きましょ?」
「そっか、んじゃ御坂。俺の方も呼び易い呼び方でいいぞ。年上っつっても大してかわらなそうだし、敬語も不要だ」
「……そ。ありがと、助かるわ」
「それより、御坂。あちこち傷だらけじゃないか。救急箱あるから軽く手当て位はした方がいいんじゃないのか? 服もボロボロだし何か貸そうか?」
「んー、そうね。正直あちこちヒリヒリするから、悪いけど好意に甘えさせてもらおうかしら。でも服は良いわ、多分借りても返しに来れないだろうし……」
「あ、そっか、追われてるって設定……じゃない、マジで追われてるんでしたねすいませんでしたぁっ!」
会話の途中で美琴方面から尋常じゃない怒気を感じた上条は素早く土下座の姿勢にてその怒りを収める事に成功する。普段からその不幸体質で危ない人に絡まれやすい上条の得意スキルの一つ『THE・瞬間土下座』がこんな時に役立つとは、等と上条は自分の運の無さに一瞬感謝しかけ、次の瞬間に暗鬱な気分に陥った。
トボトボと救急箱を取りに部屋の隅へ移動する上条に、思わず美琴も申し訳ない気持ちになりそわそわと膝を擦り合わせるものの、何を慰めれば良いのかさっぱり分からず結局何も言えないまま渡された救急箱を大人しく受け取った。
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