過去ログ - 美琴「私が一万人以上殺した、殺人者でも?」
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542:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2011/07/08(金) 00:20:44.85 ID:NpuZOMhNo

「よォ、おはようさン」

 それは、目覚めの光景としては最悪の、最凶の微笑。

 生物としての本能が、恐怖と、忌避と、危機を感じ取り、全身を凍りつかせるような、眼光。

 しかし、それさえも感じないほど夢うつつなのか、上条の目は一方通行の指の間からまっすぐと彼を見つめ、動く事は無い。

 そして、朦朧とする意識の中、上条はのろのろと右手を動かし、自分を掴み上げているその手へと伸ばした。

「ン? まだやるつもりかァ?」

 顔を掴む指先に僅かに力を入れて警告の意を伝えると、上条の右手が一瞬、その動きを止める。
 が、すぐにそれはのろのろと自らの顔を掴む腕へと向かって動き出した。

 やれやれとめんどくさそうに溜め息を吐き、一方通行がその右手を払おうともう片方の手をポケットから抜き出し、



 パン、と、予想外の力で払い返された。


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