過去ログ - 美琴「私が一万人以上殺した、殺人者でも?」
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532:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2011/07/08(金) 00:04:11.98 ID:NpuZOMhNo

 散弾銃のように上条へと襲い掛かる弾丸は、しかし一つ一つが大人の握り拳よりも大きく、当たればその部分の肉をまとめて吹き飛ばすだけの威力を秘めていた。
 咄嗟に身をひねるのが間に合わなかったら、今頃上条の身体はどうなっていた事か。

「……、っく!」
以下略



533:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2011/07/08(金) 00:04:54.18 ID:NpuZOMhNo

「ぐ、がぁぁぁぁぁぁぁぁあああああっ!!」

 重く硬い衝撃が上条の身体に突き刺さり、次の瞬間、上条は地面の上を激しく転がるように吹き飛ばされる。

以下略



534:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2011/07/08(金) 00:06:42.90 ID:NpuZOMhNo

「……ッ、……く」

 上条は痛む身体を更に痛めつけながら、それでも何とか立ち上がった。
 そして再び右拳を構える上条を見て、一方通行は深く溜め息を吐いて言った。
以下略



535:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2011/07/08(金) 00:08:52.22 ID:NpuZOMhNo

「どォした? さっきから熱ゥい視線を注いでくれやがって」

 睨み合いに焦れたように、一方通行が話しかけてくる。

以下略



536:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2011/07/08(金) 00:12:41.28 ID:NpuZOMhNo

 たった一言で、上条の思考が沸騰する。
 その様子に、目の前の化物は満足そうに笑みを深めて言った。

「ギャハッ! そォ、そォだよその表情! 雑魚が無い知恵絞って無駄な長考にかまけるよりゃァ、そうやってカッカ来て突っ込ンでくる方が俺ァ好みだぜェ!」
以下略



537:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2011/07/08(金) 00:14:00.62 ID:NpuZOMhNo

「う、おおおおおぉぉぉぉぉぉ、ああああああああぁぁぁっ!!!!」

 獣のような雄叫びを上げ、上条が踏み出す。
 その右手は固く握られ、最短の距離を辿り、目標へ向かう。
以下略



538:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2011/07/08(金) 00:14:52.26 ID:NpuZOMhNo

 路地裏にそよぐ僅かな風。
 それは一方通行の肌に触れた瞬間、人一人の身体を簡単に打ち上げ、飛ばす轟風と化した。
 上条の身体は紙クズのように吹き散らされ、宙を舞い、そのままなす術も無く放り出されて、そして。

以下略



539:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]
2011/07/08(金) 00:17:25.62 ID:HqcNoQWco



540:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2011/07/08(金) 00:18:01.13 ID:NpuZOMhNo

「あァ? 焦ってちょっと加減間違えたか?」

 苦笑交じりに頭をガリガリと掻き、一方通行は動かなくなった上条の元に歩み寄る。
 如何にもめんどくさそうに、軽い溜め息を吐きながら。
以下略



541:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2011/07/08(金) 00:19:28.35 ID:NpuZOMhNo

「ふン……、でもこのまま放っておくのもやべェかも知れねェしな……。ったく、クソ面倒臭ェ」

 そのまま一方通行が爪先で上条の肩口をつつくと、ふわりと上条の上半身が持ち上がった。その顔を片手で掴み、腕一本で上条の体をぶら下げるように持つ。
 華奢で、まるで骨の上に薄い皮を被せただけに見える細いその腕は、とても人一人を支える事など出来そうにないにも関わらず、たった一本で軽々と上条の身体を掴み上げている。
以下略



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