過去ログ - 美琴「私が一万人以上殺した、殺人者でも?」
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96:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2011/03/27(日) 21:06:02.35 ID:/Fwu0hYwo
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「じゃ、私そろそろ行くわね。色々ありがと、世話になったわ」

「え、お、おい」

 さばさばとした表情で笑い、立ち上がる美琴に上条は戸惑った。
 何を戸惑ったのか? 上条本人にも分からない。が、何となくこのまま少女を行かせたくない。不思議とそう思った。

 が、美琴はスタスタと玄関に移動し、既にドアに手を掛けている。

「あの……御坂」

「何?」

「えっと……行くアテとか、あるのか?」

 落ち着き無く聞いてくる上条に、驚いたように美琴は振り返る。

「何? 心配してくれてるの?」

「え? ああ、いや……そりゃ、心配くらいするだろ。お前は曲がりなりにも若くて可愛い女の子なんだし、ここはお前にとっちゃ勝手が分からない外国なんだぜ?」

 先程のジンジャービアのやり取りを見ても、美琴がロンドンという土地に慣れていない事は明らかだと上条は確信している。
 そんな見知らぬ土地に一人、しかも怪我だらけの少女を放り出すと思うと、生来のお節介な上条としてはとてもじゃないけど放ってはおけない。




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