過去ログ - 俺の妹がこんなに可愛いわけがないSSスレ Part.9
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212:122
2011/04/01(金) 06:24:07.78 ID:Oj9UyXtR0

俺たちは今例の公園にいる。
 あやせもどうやら俺と似たようなことになっていたらしい。

「何度も言いますけど本当に桐乃のこと覚えてるんですよね?」

まったくよく飽きないなこれで何回目だよ? まぁ気持ちはわからなくないけどさ。

「覚えてるって大体忘れるにも忘れらんねーだろ、あいつの事はよ」
「そうですよね」

あやせはふふっと笑った。←マジ天使

「そろそろ家に帰ろう、俺は家に帰ったら桐乃痕跡を探してみるよ」
「そうですね時間も時間ですし、お兄さん…ありがとうございます」
「礼を言いたいのはこっちも同じだよ、ありがとな桐乃の事を覚えていてくれて」
「親友ですから、忘れるわけ……ないじゃないですか」

あやせはそう言うと走っていった。
……さてと家に帰るか。


「ただいま」
「おかえりー」
リビングのほうからお袋の声が聞こえてきた。
まず自室に向かいバックを置いた。
「あっ!なんかたんねーと思ったらパソコンがねーんだ!」
どうやら朝の違和感はパソコンがないものによるものだったらしい。
これで沙織との関係もなしってことになるな……くそっ
俺はそれから桐乃の部屋へと向かった、そこが桐乃の部屋ではないと
知りながらも、少しだけ希望を持って。

部屋の前に立ったがドアからして全く違う、やはりここは桐乃の部屋ではないようだ。
ギィッ!と音を立て扉が開く、以前のような甘ったるい匂いはせず
そこは桐乃の部屋となる前の、ボロ和室であった。

「はぁぁああぁぁ」
深く大きなため息を1つついた。

「この小説ってこんな世界観だっけ?」

俺はわけのわからんことを呟いた。気がまいっているんだ許してくれ。
何かないものかと部屋をうろうろしあることに気が付く、あそには
もしかしてなにかあるんじゃねーのとおもい桐乃が趣味を隠していた襖に俺は手を伸ばし、そして一気にあける

タンッ! 

なんとそこには今の高坂家には合わない物………ノートパソコンがあった…
桐乃が使っていたものと同じ物だ……
俺はそのパソコンを自分の部屋へと運び込み電源をつける。
パソコンの画面にはこう記されていた。

「貴方にとってこの世界は大嫌いな“桐乃”がいない世界です。
 貴方が望んでいる普通に生きることができる世界です。
  Q 貴方は“普通”が好きなのでしょ?選ぶのは貴方。
  A                           」



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