過去ログ - 俺の妹がこんなに可愛いわけがないSSスレ Part.9
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841: ◆Neko./AmS6[sage saga]
2011/05/02(月) 22:30:30.86 ID:D+xw36Tuo

それじゃあパンツが見えそうじゃねえか。
俺だって本音を言えば、あやせがミニスカートを穿いてくれんのは嬉しいけどさ、
やっぱ、実の兄貴としては、そんなこと口が裂けても言えねえだろ。

「わたし、家の中だからこんなに短いの穿いているんですけど……
 外ではここまで短いスカートは穿きません。それでもだめですか?」

あやせはミニスカートの裾をちょっとだけ摘まみながら、不満そうな顔つきで俺を睨みつけた。
俺がどういう反応を示すかと、試そうとしている目つきだ。
そんな手に俺が易々と乗るわけはねえだろ。
それにしても、外では穿かないって……どういうことだ?
まさかあやせのヤツ、実の兄貴の俺を挑発してるんじゃねえだろうな。
どんだけ俺が普段から妹に、つーかあやせに欲情しそうになるのを抑えていることか。
もしもあやせが実の妹じゃなけりゃ、今頃はあんなことやこんなことや……

「ま、まぁ……ジャージってのは極端かもしれねえけどさ、
 あやせだってもう中三なんだからよう、サザエさんに出てくるワカメちゃんじゃねえんだから、
 パンツ見せながら家ん中を歩くなって言いたかっただけさ」
「…………お兄さん、わたしのパンツ見たんですか? この変態っ!」

そんなわけで、つい口が滑っちまった俺はあやせからローキックを食らって床に転がり、
あらためてローアングルであやせのパンツを拝んだ後、ほうほうの体で風呂場へと逃げ込んだ。
俺は風呂場の脱衣所の戸を勢いよく閉めながら、思いっきりあやせに言ってやったよ。

「あやせっ! 俺が風呂に入ってる間、絶対に覗くんじゃねーぞっ。
 もし覗いたら……俺、泣いちまうからなっ!」

あやせは何も言ってはこなかった。
耳を澄ましてみても、廊下は静まり返っていて人が近づいてくる気配はねえ。
幾らあやせだって、実の兄貴の裸を覗き見る趣味はねえだろうしな。
もしかすっと、パンツの一件で、怒って自分の部屋に行っちまったのかもしれん。
そういやさっき、ドカドカと階段を上る音が聞こえてたもんな。


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