40:1[saga]
2011/04/10(日) 00:04:44.22 ID:1jkneDFAO
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亜弥「見つけた!観念しろ悪いやつ!」
チンピラ1「……はぁ?」
チンピラ2「なんだなんだぁ?」
やはりと言うか、大柄な男二人と壁際に押さえつけられている少年を彼女は見つけた。
いつもいつも虐める側は二人より多い、と彼女は舌を打つ。
今回は有無を言わさず手前の男の顔面に左ジャブを突き入れ、怯んだ一瞬に腹部に右の足先を捻り込んだ。
腹を抱えて下がった頭を横薙ぎに蹴り飛ばして、彼女は一人目の意識を刈り取る。
チンピラ2「――野郎!」
男が取り出したのは、刃渡りが人の頭ほどあるナイフ。
――という事は能力者では無いか、或いは低レベルだろう。
と、彼女が思考する間で、もう一人の男の意識も彼女の見事なCQCによって堕ちた。
亜弥「えーと……『安心しろ、峰打ちだ』!」
決め台詞を忘れず、そして前回の失敗を忘れていない彼女。
今度は逃げる暇を与えず被害者を捕まえられたようだ。
亜弥「――あれ、キミ……こないだの子?」
「あ……お前」
少年は、この間逃してしまった大きい鯛だった。
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