過去ログ - 男「また、あした」
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63:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]
2011/04/01(金) 22:37:00.58 ID:fOGcYtyIO
続き気になる
おつ


64:>>1[saga]
2011/04/02(土) 20:59:19.59 ID:E8E9vU700
では投下します。

明日には完結予定。


65:>>1[saga]
2011/04/02(土) 21:02:20.96 ID:E8E9vU700
気がつけば病院のベッドの上。知らない天井だ、などと喜ぶ前に身体に電撃の如く激痛が走った。
冗談じゃない。なんだってこんな目に。寝起きにスタンガンなのか。

「よう、起きたか色男」

以下略



66:>>1[saga]
2011/04/02(土) 21:07:14.38 ID:E8E9vU700
 夏原は愉快そうに笑って、冗談だと手をひらひら振って病室から出た。
入れ替わるように、冬森さんが入ってきた。俯いて、どこか表情は曇り、思いつめたような表情。
彼女が泣きながら、謝る――そう、あまりに容易に想像できる。だから、先に口を開いた。

「怪我がなくて良かったよ。女の子が、顔に傷でもつけたら大変だ」
以下略



67:>>1[saga]
2011/04/02(土) 21:14:16.38 ID:E8E9vU700
それから二日。

怪我は良くなった……とはいえないが絵を描くのに支障にはならない。
学校は文化祭準備期間に突入しており、帰宅部でどこも手伝う気の無い連中はそういう生徒用に配布される課題だけ受け取ってさっさと帰っていった。
僕が絵本部に入っていなかったとしたら、多分そんな感じで過ごしていたのだと思う。
以下略



68:>>1[saga]
2011/04/02(土) 21:17:23.59 ID:E8E9vU700
「いや本当、いい話だね。僕の絵が負けなければいいのだけど」
「そんなことないですよ。秋川君の絵、どれも素敵ですから」
「そっか。……じゃあ、期待に沿わないとね」

僕は新しい用紙にペンを滑らせた。これが終わればもう終りだ。実はもう一点描きたいのだが、僕もいい加減疲れてきた。
以下略



69:>>1[saga]
2011/04/02(土) 21:20:29.56 ID:E8E9vU700
「時間、かかるよ?」
「いいですよ。後ろで見ていますから」

僕が一応確認しておいてみれば何の事も無し、といった風に彼女はそう言う。
待ってくれるということ自体はありがたいし、後ろで見られていることも別に悪くは思わない。
以下略



70:>>1[saga]
2011/04/02(土) 21:26:00.13 ID:E8E9vU700
 そう、冬森さんはどこか嬉しそうな声で言った。
これで渋られたらどうしようかと思っていたが、思っていた以上に上手くいったのでよしとしよう。
そうと決まれば、この絵は早いところ仕上げたほうがいい。
時計を見ればすでに16時を過ぎ、あと少しすれば17時になろうかといった具合だった。
時間が経つのは随分と早いものだ。このままではジュピトリスに行くなんて場合じゃなくなる。
以下略



71:>>1[saga]
2011/04/02(土) 21:26:29.99 ID:E8E9vU700
また区切りを間違えました。

明日は23時を予定しています。


72:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]
2011/04/02(土) 21:30:48.05 ID:rVhEFPKqo
明日完結かー
百もいってないのに高密度だな乙


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