72:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方)[saga]
2011/04/01(金) 13:49:41.69 ID:YZbjmkcXo
メイド長「それはそうと、軍議をすっぽかされたのは駄目ですよ」メッ
少女「ぁぅー、ごめんなさい……獣王さん、怒ってましたよね?」
メイド長「心配しすぎて心労で倒れそうになってます」
少女「うなー、すぐ行ってきますっ!」タタタタタ
メイド長「本当に……」ハァ
少女友「えっと、私はどうすれば……?」
タタタタタ
少女「忘れてたっ。メイド長さん、少女友ちゃんを庭園に案内してあげてください。私も軍議が終わったらすぐに行きますからっ」
メイド長「承知いたしました」
少女「あ、あと、お手洗いの場所もちゃんと教えてあげてくださいねっ」
少女友「あんた、迷った事あるのね」ピーン
少女「そそそそそそそそんなコトないよっ!?」アセアセ
少女友「方向音痴だもんねぇ、あんた」
少女「ちがうもん! それに、今はもう迷う事なんてないよぅ」プンスカ
少女友「『今は』なんでしょ?」
少女「うっ……い、いいのっ! じゃあまた後でね♪」タタタタタタ
少女友「変わらないなぁ」
メイド長「魔王様はお優しいですからね」
少女友「でも、今まで無理してたみたいですね」
メイド長「おわかりですか」
少女友「少し痩せましたよね、あの子。もともとちっちゃいのに」
メイド長「はい。こちらに戻って来てからはほとんどお休みにもならずに四王や副官だけではなく、一介の兵や一般の者とまでお話をされておられましたから」
少女友「忙しくする事で少年の事を忘れようとしてたんですね」
メイド長「そう、かもしれません。魔王様のお心の中にはまだ勇者に対する恋慕の残滓が残っておられると思います」
少女友「……かわいそうに」
メイド長「……」
少女友「それはそうと」
メイド長「なんでございましょう」
少女友「メイド長さんが言ってた『鍵』ってやつ。まだわかんないけど、私が今してる事って間違えてない、よね?」
メイド長「……きっと、貴女でしたら大丈夫ですよ」ニコッ
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