99:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(兵庫県)[saga]
2011/04/02(土) 21:09:42.39 ID:3VwabWPNo
― 魔王城 会議室 ―
吸血鬼「では、魔王様は勇者と共闘し、その組織を潰す、という事ですね」
少女「はい。彼らは長い年月の間、その時々の支配者の裏に隠れて私や勇者の力の根源を研究し続けてきました。事実として2代前の魔王と勇者は彼らの手によって殺され、その遺体は未だに研究素材にされ、蹂躙され続けています」
竜王「聴いた事があります。魔王と勇者が共に姿を消した代がある、と」
獣王「なんてやつらだ……」
少年「だから俺はこいつと一緒にその組織を潰したい」
海王「勇者よ、貴方のその気持ちは理解しました。それに、魂の鎖という呪縛から解放されているということも。だが、貴方はそれでも勇者だ。いつ魔王様のお命を狙いかねないという事実を危惧しているのです」
少女「少年君はそんな事しないよっ」
吸血鬼「ですが魔王様、我々からすれば勇者は倒さねばならぬ仇敵」
少年「証を立てろって事か」
海王「そうなるな」
メイド長「しかし、証といってもどうしましょうか」
少女「ぅー……」
少年「俺がこいつを殺さないって保証がありゃいいんだな?」
吸血鬼「そんな証が立てれるのでしたら、ね」
少年「簡単じゃねぇか」グィッ
少女「へ?」
少年「これが証だよ!」ブチュー
少女「!?」
吸血鬼「なんと」
獣王「ほほぉ」
海王「あー、そういう事か」
竜王「ふむ、確かに。殺したい程思っている相手に」
メイド長「接吻はできませんね。しかも情熱的」
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