過去ログ - モダンブレイバー 〜三人のこと〜
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2011/04/01(金) 05:53:18.40 ID:oA15g2f/o
  
  病院の屋上には、それなりに強い風が吹いていた。 
  俺はフェンスに寄りかかり空を見上げた。 
  夏の雲が、底抜けに高い昼の空を滑って行くのがよく見える。 
  
22:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2011/04/01(金) 05:55:46.76 ID:oA15g2f/o
  
  それだけ確認すると、俺はフェンスから背中を離した。 
  それを見て高橋が慌てたように声を上げた。 
  
 「もう行くのかい?」 
23:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2011/04/01(金) 21:04:35.74 ID:oA15g2f/o
  
  下宿先のアパートに帰ると、俺は机にノートを広げた。 
  シャーペンを走らせ、いくつかのことを書きとめる。 
  それはしばらく続いて、とりあえず満足したところで手を止めた。 
  
24:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]
2011/04/01(金) 21:05:15.80 ID:oA15g2f/o
  
  to be continued... 
  
25:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関東)[sage]
2011/04/01(金) 23:09:23.59 ID:43xzsA3AO
 読みやすいし、引き付けられる。 
 ただ導入部だから、情報の絶対量が少ないのと、流れを遮らないようレス控えがちになるような印象。 
26:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]
2011/04/02(土) 21:27:23.87 ID:rVhEFPKqo
 >>25 
 総合でも言ったけど、たとえ誰一人見てなくても完結させる気力がわいてきた 
 マジthx 
27:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2011/04/28(木) 21:41:14.00 ID:11G1r4Jso
  
  これは数か月前の事だ。彼女がまだ眠りに着く前。 
  
 「おはよう」 
  
28:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2011/04/28(木) 21:46:37.70 ID:11G1r4Jso
  
  大学への道をだらだらと歩きながら話す。 
  活発な彼女は、意外にもインドア派だ。 
  
 「――でさ、あの本の最後の文章は別の作品の、一種のパロディなんだよ」 
29:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2011/04/28(木) 21:49:31.59 ID:11G1r4Jso
  
  昼。 
  それほど頻繁でもないが、時間があえば吉川と会食する。 
  
 「幸せだなあ」 
30:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2011/04/28(木) 21:58:42.47 ID:11G1r4Jso
  
  ぎっ。 
  吉川が背伸びをするのに合わせて、彼女の椅子も愚痴をこぼす。 
  
 「もうそろそろ就活だねえ」 
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