125:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2011/04/23(土) 22:01:55.57 ID:SJjiHYjwo
村の中を人を探して歩く。クリアは宿に残してきた。
寂れている、というのは言いすぎだが、あまり人は多くなさそうだ。
主幹街道から外れた場所にひっそりとあるその村は、まだ肌寒い風が吹いていた。
「フォールス・ネイム?」
「ご存知ありませんか」
農作業道具を肩に担いだその男は、胡散臭げにウィリアムたちを見た。
「知らんな」
心なしか相棒の方から怒気が漂ってくるのを感じる。
やっぱり違うじゃねえかよ、と。
「で、でも、この村にいるって聞いたんです」
「知らんものは知らん」
覚悟とも諦めともつかない心地でウィリアムは思った。
これは殴られるな。
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