126:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2011/04/23(土) 22:03:39.52 ID:SJjiHYjwo
「話はそれだけか? 俺は行くぞ」
そう言うと、男はさっさと歩きだした。
相棒が無言で無事な右の拳を持ち上げた。
「……そういえば」
殴られる痛みを予想し閉じた瞼の向こうから声がする。
瞼を持ち上げると、男がこちらに振り返っていた。
「村の北にあまり大きくもない山がある。そのふもとだか山中だかに変な男がいるらしいぞ」
どうやら。
とりあえず今すぐ殴られることはなくなったようだった。
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