20:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2011/03/31(木) 00:31:05.90 ID:GfgkKPq6o
仕方のないことだ。ウィリアムは所詮下級貴族の息子で相棒は上級貴族の息子。
ショックの度合いが違う。
「まあ、ロックにはいい薬なんじゃないか」
「何?」
「普段威張り散らしてるんだから、下々の者の気持ちも味わってみるといい」
びきり。こわばる音が聞こえた気がする。
次の瞬間には、目の前に刃の切っ先があった。全く反応できていない。
「……」
相棒は。本当に怒ると無口になる。
それは、いつ斬られてもおかしくないというサインでもある。
「事務所内での抜剣は死罪だよ」
「知るか」
ずい、と切っ先が寄ってくる。ウィリアムは眉間にわずかに痛みを覚えた。
「ああそうかい……」
「……」
相棒は本当に怒ると無口になる。
対してウィリアムは。
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