19:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2011/03/31(木) 00:30:17.71 ID:GfgkKPq6o
騎士団と傭兵隊はその性格が異なる。
まず騎士団は、王から直接の任命を受けた騎士団長によって組織され、構成員もその筋のプロが多く経験豊富だ。
対して傭兵隊長は王からの任命を受けてはいない。構成員も現在は平民からの有志の集まりである。
ただ訓練の質は良く、実のところそんじょそこらの国の正規軍など問題にならない強さなのだが、相棒は不満のようだ。
「そんなところで活躍しても意味がない!」
そう、強いといっても傭兵隊は所詮平民の集まりである。
騎士団で手柄を上げるのと傭兵隊で同じ手柄を上げるのとでは昇進の度合いも全く違う。
そもそも傭兵隊では手柄を上げるほどの仕事をもらうのさえ難しい。
でも、とウィリアムは思う。
気楽でいいじゃないか、と。
「お前、やっぱすげえな!」
相棒は頭を抱えて叫ぶ。
「頭いいのか悪いのか全然わかんねえ!」
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