246:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2011/05/31(火) 19:47:01.69 ID:hn5qBihAo
右方を見ると、地面がくぼんで陰になっていた。何者かがそこから這い出し、得物を構えている。
強盗団の一人だ。
(しまっ――)
247:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]
2011/05/31(火) 19:47:28.67 ID:hn5qBihAo
to be continued...
248:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]
2011/05/31(火) 22:28:00.79 ID:CEbmGqino
乙
249:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage 待ってくれてる人がいるならその人へ]
2011/06/05(日) 20:50:24.91 ID:B/++CPHjo
申し訳ないス
あちらのメドが立ったら投下するっス
多分明日明後日くらい
250:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2011/06/20(月) 16:22:08.35 ID:Z6ZcJh/Vo
牢屋は洞窟を利用して作られたなかなかしっかりしたものだった。
日が沈んでかなり暗い。その闇の中から舌打ちが聞こえた。
「まさか読まれてたとはよ」
251:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2011/06/20(月) 16:22:40.35 ID:Z6ZcJh/Vo
だがまあとりあえず、すぐさま殺されることがなかったのは僥倖だった。
「これからどうする?」
252:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2011/06/20(月) 16:23:10.74 ID:Z6ZcJh/Vo
「だったらなんとかしてふんじばってやんねえと……」
「どうやってさ」
「そりゃあお前……」
253:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2011/06/20(月) 16:23:37.99 ID:Z6ZcJh/Vo
まんじりともせず、ウィリアムはじっと檻の格子を見つめていた。
洞窟のやや奥の方からは、かすかな寝息が聞こえる。
相棒は焦燥すら感じることはないらしい。その図太さが少々うらやましかった。
254:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2011/06/20(月) 16:24:55.45 ID:Z6ZcJh/Vo
「独断行動はほどほどにしておけ。能力がないならなおさらな。
俺が気付かなかったらどうなっていたかわからん」
アデルの声は月光と同じくらい冷たかった。
255:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2011/06/20(月) 16:25:51.77 ID:Z6ZcJh/Vo
「行くぞ」
くるりとアデルが振り向いた。強盗たちがいる方へ。
256:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2011/06/20(月) 16:26:23.51 ID:Z6ZcJh/Vo
「作戦は単純だ。だが、時間のなさが問題だ。急ぐぞ」
足を踏み出したアデルに、しかしウィリアムは再び声を上げた。
295Res/175.48 KB
↑[8] 前[4] 次[6]
板[3] 1-[1] l20
このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています。
もう書き込みできません。