99:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2011/04/19(火) 11:44:55.46 ID:OkNw2zNMo
※
「それにしてもお前たちは面白い組み合わせだな」
傭兵隊所有の建物、その廊下を傭兵隊長について歩いていた。
「公爵家と男爵家の組み合わせがそんなに面白いか?」
「俺が言ってるのはさっきのお前たちだよ」
口調に気を使わない相棒にひやひやしながらも、傭兵隊長が言っている意味は気になった。
「どういうことです?」
「お前は弱くて臆病に見えるが阿呆ではないな?」
「……どうでしょう」
傭兵隊長デグラは肩越しにこちらに振り向くと、にやりと口元を引き上げた。
「俺の目はごまかせんぞ。お前は確かにあの中で一番技量はなくまともにやり合えば最初に脱落していた。
だが……いや、だから自分の強みを生かしたわけだ」
「何だそれは」
「なんだ、気付いてなかったのか? お前だよアロー」
「は?」
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