過去ログ - まどか「もう大丈夫だよっ」まどか「あなたは……!」
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2011/03/30(水) 12:39:12.40 ID:a391iXes0
QB「まだ気付いてないのかい?」
QB「まどか、エントロピーの増大を放置しておけば世界は滅びる。魔法少女というのはいわば世界が生み出した、抗体のようなものさ。いくら犠牲が出ようと、それ以上のエネルギーを生み出せれば、世界のためになるだろう?」
QB「世界のためだ」
白いぬいぐるみのような生き物はしっぽをフリフリしながら顔を上げる。
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2011/03/30(水) 12:41:10.89 ID:a391iXes0
荒廃した世界で一対の禍々しい赤い瞳がまっすぐ私を見据えていた。そこに表情はないのになんだか口元が上がっているように見えた。しばし呆然としていた私は今更ながらこの正義の悪魔に馬鹿にされているんだと気付いた。
まどか「ほむらちゃんは」
QB「?」
まどか「そういう契約だから、死ぬまで戦って、誰にも感謝されずに消えていく、それが魔法少女だって言ってた」
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2011/03/30(水) 12:42:58.55 ID:a391iXes0
突然の大声にビクッと体が震えた。声は私の口から出ていた。こんなに激しく相手に怒りをぶつけたのは初めてだった。しかし感情はすぐにごちゃ混ぜになりぼろぼろと涙が出てきた。
QB「こんなことを言われたのは初めてだ」
QB「まどか。君は面白いものの見方をするね。というより人間は、というべきかな。寿命を持たない身では理解出来ないのかもしれないな……」
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2011/03/30(水) 12:44:12.92 ID:a391iXes0
まどか「……お願い、キュゥべえ」
まどか「今日の夢を見たときに時間を戻して」
QB「……現時点の君をその時点に戻せばいいんだね? 多少の干渉は出来ても結末は変わらないよ?」
QB「最後には、ここに帰ってくる」
まどか「そのときは……もう1人じゃないから」
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2011/03/30(水) 12:45:16.84 ID:a391iXes0
風が舞い上がり、体が宙に浮くのを感じた。私は目を固く閉じて待った。私は全てが始まったあのときに、みんなの歴史を取り返しに行くんだ。今度はみんなに守られるだけの役立たずではなく、みんなと戦う仲間として!
胸に衝撃が走った。意識が薄れていく中、ぼんやりとした視界に桃色の輝きが満たされた。
私の願いは「私達五人、みんな一緒に生き残ること」!!
QB「さあ、受けとるといい……」
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2011/03/30(水) 12:46:27.57 ID:a391iXes0
次に目を開くと見慣れた天井が見えた。時計を見ると日付は何週間も前だった。ううん、もしかして、
まどか「夢オチ……」
あのときと同じように呟いてみた。わかってる。指に確かにある。あまりにも重たい意味を持つ輝きが。
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2011/03/30(水) 12:48:25.47 ID:a391iXes0
パパ「今、タツヤがママを起こしに行ってるんだ。まどかも手伝ってあげてくれないかな」
まどか「ふぇっ? あぁあ、うん。わかった」
ママも起こしてみんなで朝食。
タツヤが落っことしそうになったトマトを間一髪でキャッチするママ。
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2011/03/30(水) 12:49:42.33 ID:a391iXes0
まどか「うぅぅぅぅぅ……!」
パパ「ま、まずかったかい?」
まどか「ちがうの……おいしいよ、とってもおいしいよ」
まどか「おいしいから……わたし……っ!」
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2011/03/30(水) 12:52:59.42 ID:a391iXes0
ママ「じゃ、行ってくる!」
パパ・タツヤ「「いってらっしゃーい!!」」
QB(まどか、忘れたかい? きっとママはいつものハイタッチをしようとしていたんだよ)
まどか(あっ)
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2011/03/30(水) 12:54:27.39 ID:a391iXes0
学校では早乙女先生が予定通りに玉子の焼き加減について熱く語っていた。
QB(このあと暁美ほむらがくる……まどか、気をつけて!)
まどか(私はほむらちゃんの味方です〜!)
先生「……それから今日は転校生がいまーす」
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2011/03/30(水) 12:56:12.49 ID:a391iXes0
周りが注目していたけど、ほむらちゃんは私を半ば引きずるようにして廊下に連れだした。
まどか「ど、どうして怒ってるの? 私わかんないよ……」
人気のない廊下まで来てようやくほむらちゃんは振り返った。
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