過去ログ - まどか「もう大丈夫だよっ」まどか「あなたは……!」
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618:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(千葉県)[saga]
2011/08/01(月) 02:00:44.87 ID:3qc98QwTo
――マミさんっ!!

放り捨てた傘が地面に落ちるよりも前に。
体当たりする。マミさんを突き飛ばす。

そして刃が突き抜けた。

使い魔!!

のっぺりとした影の様な姿が重い挙動で剣を構え直す。
どろりとした狂気が空間に満ちて、私の中にもそれは入ってきていた。

まどか「使い魔が! マミさん! 戦わないと!」

マミ「や、やめて!! 殺さないで!!」

しかしその錯乱した頭にさらに錯乱した声が重なる。
マミさんはなぜか私の顔を見て、恐喝にあったかのごとく怯えきっていた。

マミ「そうだわ、夢だわ、夢なのよ……」

まどか「マミさん、私は何もしませんから! それより早く――」

キラリと光る無数の線が見えた。
影の剣が振るわれるごとに雨が切り裂かれ、徐々に結界の様子が明かされていく。

天は真っ赤に染まり、地には地獄絵図が描かれて。
視界の先にはそびえ立つ門。

まどか「ひ……ぁ……っ!!」

剣先が向けられる。もつれる足。尻もちをつく。乾ききる喉。
剣先が向けられる。喉元に迫る。肩が笑って動けない。

剣先が向けられ――。

マミ「――鹿目さん!!」


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