過去ログ - まどか「もう大丈夫だよっ」まどか「あなたは……!」
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644:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(千葉県)[saga]
2011/08/24(水) 00:35:33.05 ID:thzKfQxlo
まどか「わかったから! はやく!」

ほむら「……ええ」

――また、全て崩れてしまうのでは。ないか

――いや、もう、崩れてしまったのだろうか

――何をいまさら。さっき、はっきりと見たでしょうに


まどか「ほむらちゃん!!」


――いや!

ほむら「――大丈夫」

言い、私は扉を開け放つ。

雨はもはや止んでいた。

ほむら「約束、分かってるわね?」

何よりもまず、まどかが突発的に室内に飛び込まないよう注意した。
まどかの顔を窺うと、焦燥感はありありと見えるものの、暴走する様子はなかった。

後ろから入ったまどかが扉を閉めてしまうと室内に闇が落ちた。奥行きが消失する。
取りだしたソウルジェムが強い紫に照らし出す、暗黒の室内。
光源は低い。無限に広がる天井が、光を飲みこむようにして、私たちを見下ろしていた。

ほむら「!」

玄関を入ってすぐ、廊下の上に、一枚の紙が置いてある。
かわいらしいクマのぬいぐるみを重しとして。


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