過去ログ - まどか「もう大丈夫だよっ」まどか「あなたは……!」
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645:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(千葉県)[saga]
2011/08/24(水) 00:37:05.80 ID:thzKfQxlo
ほむら「これは……書き置き、みたいね……?」

まどか「――ほんと!?」

ほむら「ええ……まどかへ。これ読んだらすぐ私の携帯に電話入れろ……ですって」
以下略



646:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(千葉県)[saga]
2011/08/24(水) 00:41:24.96 ID:thzKfQxlo
させるか!

全ての要素が、またしても頭の中を駆け巡り、
もう間に合わないかと思いながらも、
反射的に銃口と光を向けた
以下略



647:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(千葉県)[saga]
2011/08/24(水) 00:43:34.37 ID:thzKfQxlo


パチリ、とボタンを一つ押すだけで、世界に光が満ちた。

まどか「ほらぁ、もう泣かないの」
以下略



648:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(千葉県)[saga]
2011/08/24(水) 00:47:51.54 ID:thzKfQxlo
それはただの叱声ではなかった。
スピーカーモードではないのに、声ははっきりと私にも聞こえてきた。

まどかの父、知久の、聞いたこともないような怒声だった。
私は思わず眉を寄せ、まどかは怯える以前にただ仰天していた。
以下略



649:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(千葉県)[saga]
2011/08/24(水) 00:49:47.88 ID:thzKfQxlo


少し時を遡る。

詢子「まどか!! 無事か!?」
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650:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(千葉県)[saga]
2011/08/24(水) 00:52:39.75 ID:thzKfQxlo
魔まどか「大丈夫だよ」

詢子「何ともねえ……んだな。アタシのこともちゃんと分かるな?」

――ちがう、あなたたちが心配しなくちゃいけないのは私じゃない。
以下略



651:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(千葉県)[saga]
2011/08/24(水) 00:53:51.52 ID:thzKfQxlo
――ちょっぴり、嬉しいような。

魔まどか「私はね、ママの知ってる……まどかじゃないんだ」

詢子「ふぅん……」
以下略



652:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(千葉県)[saga]
2011/08/24(水) 00:55:20.42 ID:thzKfQxlo
娘は、俯いていた。ひっぱたかれて、そのままだった。
麦わら帽子が斜めに影を落とし、表情を隠していた。
そういえば、見覚えのない帽子だった。

魔まどか「……」
以下略



653:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(千葉県)[saga]
2011/08/24(水) 01:01:19.63 ID:thzKfQxlo
詢子「!!」

見開かれる目に、最後の娘の顔が映りこんだ。
飛び出していく。手は離れ、遠ざかっていく。

以下略



654:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(千葉県)[saga]
2011/08/24(水) 01:05:15.59 ID:thzKfQxlo

――ほむらちゃん! ほむらちゃん! ほむらちゃ――

――ごめんね、まどか

以下略



655:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(千葉県)[saga]
2011/08/24(水) 01:07:16.79 ID:thzKfQxlo
翌日

無音。
エレベーターは静かに高速で、垂直に上昇していく。
ここは、見滝原でもっとも天国に近い建物である。
以下略



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