過去ログ - まどか「もう大丈夫だよっ」まどか「あなたは……!」
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650:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(千葉県)[saga]
2011/08/24(水) 00:52:39.75 ID:thzKfQxlo
魔まどか「大丈夫だよ」

詢子「何ともねえ……んだな。アタシのこともちゃんと分かるな?」

――ちがう、あなたたちが心配しなくちゃいけないのは私じゃない。
以下略



651:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(千葉県)[saga]
2011/08/24(水) 00:53:51.52 ID:thzKfQxlo
――ちょっぴり、嬉しいような。

魔まどか「私はね、ママの知ってる……まどかじゃないんだ」

詢子「ふぅん……」
以下略



652:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(千葉県)[saga]
2011/08/24(水) 00:55:20.42 ID:thzKfQxlo
娘は、俯いていた。ひっぱたかれて、そのままだった。
麦わら帽子が斜めに影を落とし、表情を隠していた。
そういえば、見覚えのない帽子だった。

魔まどか「……」
以下略



653:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(千葉県)[saga]
2011/08/24(水) 01:01:19.63 ID:thzKfQxlo
詢子「!!」

見開かれる目に、最後の娘の顔が映りこんだ。
飛び出していく。手は離れ、遠ざかっていく。

以下略



654:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(千葉県)[saga]
2011/08/24(水) 01:05:15.59 ID:thzKfQxlo

――ほむらちゃん! ほむらちゃん! ほむらちゃ――

――ごめんね、まどか

以下略



655:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(千葉県)[saga]
2011/08/24(水) 01:07:16.79 ID:thzKfQxlo
翌日

無音。
エレベーターは静かに高速で、垂直に上昇していく。
ここは、見滝原でもっとも天国に近い建物である。
以下略



656:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(千葉県)[saga]
2011/08/24(水) 01:10:24.12 ID:thzKfQxlo
マミ「もう私のそばに来ない方がいいわ」

マミ「私じゃ、いざっていう時にあなたのこと、守ってあげられないもの」

いま、桃色の足音はエレベーターを降り、廊下を歩み始めた。
以下略



657:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(千葉県)[saga]
2011/08/24(水) 01:12:42.44 ID:thzKfQxlo
まどか「私なんか守っても、まったく何の役にも立たないのに」

マミ「そんなこと……」

ようやく椅子に座りこんだまどかは、小さくなって見えた。
以下略



658:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(千葉県)[saga]
2011/08/24(水) 01:15:35.57 ID:thzKfQxlo
まどか「私は」

まどか「私はもう限界です……誰ひとり、マミさんのことを守ってくれない。
私が魔法少女だったら、昨日だってあんなことにはさせなかったのに」

以下略



659:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(千葉県)[saga]
2011/08/24(水) 01:17:25.46 ID:thzKfQxlo
マミ「ケ、ケーキ食べる?」

魔まどか「いいよ、それはマミさんのでしょ」

マミ「え、ええ」
以下略



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