過去ログ - まどか「もう大丈夫だよっ」まどか「あなたは……!」
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2011/08/24(水) 01:07:16.79 ID:thzKfQxlo
翌日
無音。
エレベーターは静かに高速で、垂直に上昇していく。
ここは、見滝原でもっとも天国に近い建物である。
以下略
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2011/08/24(水) 01:10:24.12 ID:thzKfQxlo
マミ「もう私のそばに来ない方がいいわ」
マミ「私じゃ、いざっていう時にあなたのこと、守ってあげられないもの」
いま、桃色の足音はエレベーターを降り、廊下を歩み始めた。
以下略
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2011/08/24(水) 01:12:42.44 ID:thzKfQxlo
まどか「私なんか守っても、まったく何の役にも立たないのに」
マミ「そんなこと……」
ようやく椅子に座りこんだまどかは、小さくなって見えた。
以下略
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2011/08/24(水) 01:15:35.57 ID:thzKfQxlo
まどか「私は」
まどか「私はもう限界です……誰ひとり、マミさんのことを守ってくれない。
私が魔法少女だったら、昨日だってあんなことにはさせなかったのに」
以下略
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2011/08/24(水) 01:17:25.46 ID:thzKfQxlo
マミ「ケ、ケーキ食べる?」
魔まどか「いいよ、それはマミさんのでしょ」
マミ「え、ええ」
以下略
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2011/08/24(水) 01:20:51.64 ID:thzKfQxlo
まどか「何をしに来たの?」
まどかは鞄を置くと立ち上がり、窓枠に腰かけて入口に佇むもう一人に相対した。
2人が睨みあっているように見えたマミは何とも居心地が悪かったのだが、その認識は
微妙に間違っていた。
以下略
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2011/08/24(水) 01:22:45.00 ID:thzKfQxlo
もう風も黙っている。再三の沈黙が襲いかかり、まどかは顔を隠し窓枠に腰かけていて、
まどかはそれを怪訝な顔で見つめていて、マミはもう布団に顔を半分方隠していた。
口を開けるのはもはや一人だけだった。
まどか「だから」
以下略
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2011/08/24(水) 01:26:14.47 ID:thzKfQxlo
まどか「本当にお姉ちゃんみたいに思ってたの」
シュル、と衣擦れの音がする。まどかは窓枠から滑り降り、靴底が床を撫でた。
澄んだ瞳が鏡映しの自分を正視する。
以下略
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2011/08/24(水) 01:29:11.11 ID:thzKfQxlo
そして歩く。
もう一人の自分には目もくれずに抜ける。
目の前の電柱を避けるように、ビラ配りを無視していくように、抜ける。
無視されたまどかの手が、固く拳を握りこむ。
以下略
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2011/08/24(水) 01:31:27.77 ID:thzKfQxlo
2人のまどかがベッドに近づいた。
魔まどか「みんな待ってますよ。マミさん」
マミ「私……」
以下略
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