過去ログ - まどか「もう大丈夫だよっ」まどか「あなたは……!」
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684:[saga]
2011/09/26(月) 02:58:43.06 ID:u0AdwVrWo
さやかは納得した様子ではなかったが、それ以上追及しなかった。
私はわずか安堵して、息を調える。油断も隙もあったもんじゃない。

さやかが私を指揮官に立てようとしているのは明白だった。とんでもないことに。
無理だ。私の行き先にはいつだって死が待っている。私以外の人の死が。
お願いだから、わかって、さやか。

これ以上余計なことを言われる前に、ここで宣言しておかなくてはいけない。
私はダメ押しに走る。

ほむら「私のしたことが正当化されるわけじゃないの。もう後戻りできないの。
はっきり言っておくけど、もしまたワルプルギスに勝てなかったら、そのとき私は」

躊躇はした。しかし一瞬のこと。
後戻りなど出来ないのだから迷いはない。

ほむら「すぐに、即座に、この世界を切り捨てるわよ」

言ってやった。言ってやった。だから無理だと言っているのだ。
二人は裏切られるだろう。未来から来た救世主などいない。絶望を伝える死神だけだ。
それが分かったら、もう誰にも頼らないようにするほかない。誰にも。まどかにも。
ましてや、私なんかを頼れるはずもない。

杏子「は」

そう思ったのに。


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