過去ログ - まどか「もう大丈夫だよっ」まどか「あなたは……!」
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685:[saga]
2011/09/26(月) 03:01:56.63 ID:u0AdwVrWo
杏子「好きにしろよ。変な気を遣ってんじゃねえ」

ぴし、と確かに空気がひび割れた。

最高につまらない演説を聞かされたような顔で、杏子は私を見た。
杏子の怒りを感じる。でもそれは私が期待している怒りとは違う。

杏子「アンタが、何度も同じ時間を繰り返してるってんなら、
あたしにこういうこと言われたのも、初めてじゃないよね?」

ほむら「……」

言葉が耳に痛かった。
封印したはずの記憶で頭が内側から破れてしまいそうだ。

どうしてわからないの。

さやかは見ようによっては投げやりな様子で、

さやか「いいじゃないのよ、自分勝手で。あんたの大事なまどかを守り通せばさ」

さやか「どうせあたしは残機ゼロ、リセット不可の人生ですよーだ」

でも、とさやかは言葉を切る。
鋭い眼光を避けるように私は、さやかの首のあたりに視線をぼんやり下ろした。
なにか、聞いてはいけない言葉が、さやかの口から発せられようとしている。

そう思った瞬間、すでに私の耳に吸いこまれていた。避けようもなかった。

さやか「舐めるなよ。あたしたちだって、守りたいものくらいあるのよ。
なにかを守りたいと思ってるのは、あんただけじゃないんだよ。 ねえ、ほむら」

さやか「――あたしたちにも、守らせなさい」


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