過去ログ - まどか「もう大丈夫だよっ」まどか「あなたは……!」
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[saga]
2011/09/26(月) 03:01:56.63 ID:u0AdwVrWo
杏子「好きにしろよ。変な気を遣ってんじゃねえ」
ぴし、と確かに空気がひび割れた。
最高につまらない演説を聞かされたような顔で、杏子は私を見た。
杏子の怒りを感じる。でもそれは私が期待している怒りとは違う。
杏子「アンタが、何度も同じ時間を繰り返してるってんなら、
あたしにこういうこと言われたのも、初めてじゃないよね?」
ほむら「……」
言葉が耳に痛かった。
封印したはずの記憶で頭が内側から破れてしまいそうだ。
どうしてわからないの。
さやかは見ようによっては投げやりな様子で、
さやか「いいじゃないのよ、自分勝手で。あんたの大事なまどかを守り通せばさ」
さやか「どうせあたしは残機ゼロ、リセット不可の人生ですよーだ」
でも、とさやかは言葉を切る。
鋭い眼光を避けるように私は、さやかの首のあたりに視線をぼんやり下ろした。
なにか、聞いてはいけない言葉が、さやかの口から発せられようとしている。
そう思った瞬間、すでに私の耳に吸いこまれていた。避けようもなかった。
さやか「舐めるなよ。あたしたちだって、守りたいものくらいあるのよ。
なにかを守りたいと思ってるのは、あんただけじゃないんだよ。 ねえ、ほむら」
さやか「――あたしたちにも、守らせなさい」
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