過去ログ - まどか「もう大丈夫だよっ」まどか「あなたは……!」
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784:[saga]
2012/01/21(土) 16:49:59.55 ID:ykRZJC9po
マミ「私のこと心配してたみたいなの」

まどか「そんなの」

マミ「今でも、まだあの子のこと全部許そうとは思えない。
だけれど、あのときね。何だか昔のあの子みたいだった。そう思ったわ」

マミ「……楽しい時間だったわ」

切り違える形で張られた光の線が、床面を走る。満足げなマミさん。
低く赤い光を横顔に受けて、まどかの返しは薄い。

まどか「そうですか……」

マミ「ええ、楽しかった」

たった二日前、身を挺して後輩を守り、文字通り身を裂かれたマミ。
だが今では満ち足りた緩みを見せている。到底受け入れられなかった。

そんなことにはお構いなく、今日のマミの口は忙しい。

マミ「鹿目さんは知らないよね。昔は……あんな子じゃなかったのよ」

マミ「杏子とはね、雨の降る日の帰り道、よく一緒の傘に入って歩いたものよ。
彼女は、小さくてイタズラ好きで、それで私は、そのお姉さん役だったの」

まどか「あの、ボロボロの傘のことですか?」

マミ「ちゃんと修復したのよ。ボロじゃないわ……」

水を差されたマミさんは、少し頬を膨らませた。
私は、冷酷な感情が沸騰しそうになっていた。抑えて、深呼吸する。

まどか「……そうですか」


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