過去ログ - まどか「もう大丈夫だよっ」まどか「あなたは……!」
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786:[saga]
2012/01/21(土) 16:55:00.86 ID:ykRZJC9po

マミ「正直つらいの」

深いため息が漏れた。耳にくすぐったい音だった。
悲しみに沈むマミさんの姿。赤く染まり、目元が角度を下げる。
マミさんに似合わない、単調で湿気た表情だった。

そして気付けば、私は腰をおろしていた。
マミさんは笑みを途絶えさせ、物憂げに頭を掻いてため息を再びひとつ。

マミ「なぜって? それが、よくわからないの。
わかるのなら、こんなふうにウジウジ悩んでいないでしょう」

マミ「もうイヤ、考えたくないのよ……頭がおかしくなるんだもの。
ねぇ、ほら、こんな私に構うなんて時間の無駄だと思うでしょ?」

ぽつぽつと垂れる水滴のような言葉に、

まどか「……それは、よく分からないです」

マミ「私にも、分からない」

まどか「マミさん……もう、イヤだよ」

気持ちが寄り添ってしまった。今に始まったことでもない。私だって。
もう穴だらけだった。知らない間に心が崩れ、じょぼじょぼと溢れ出していた。

まどか「なんで、こんなことになっているのか、もうここ最近は何が何だか分からなくて。
頭がおかしくなりそうなんです。ほむらちゃんともう一人の私が、突然現れてから」

まどか「何もかも訳が分からないまま、ひどいことばかり起こって、
さやかちゃんも、マミさんも、まどかさんも、まったく笑わなくなって、
みんなみんな、バラバラになってって……」


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