過去ログ - まどか「もう大丈夫だよっ」まどか「あなたは……!」
1- 20
802:[saga]
2012/01/29(日) 04:44:01.33 ID:BZmAVGk7o

QB「ああ、君たちは、僕が死ぬところを見たことがなかったね?」

QB「殺しても無駄だよ。身体なんてそんなもの、いくらでも替えがきくもの」

あり得ないことだけど、それがキュゥべえ。私はそう、変に納得していた。
本当に生きていた。死なないのがむしろ自然なことで。

彼はおもむろに自らの死体に近づき、咀嚼し始めた。
私たちは顔を見合わせてから、あとは何も言えずにそれを見つめていた。

しばらくして小さなげっぷが、夕焼けに染まる病室に間抜けに響いた。

まどか「た、食べちゃった……」

マミさんは長い間止めていた息を、やっと深く吐いた。
喜びなど欠片もない。華麗な双眸は、鋭く彼を刺しこんでいた。

マミ「……なんなのよ」

マミ「人を、バカにするのもいい加減にしなさいよっ……!!」

先ほどまでの涙が嘘のように、彼への怒りに満ちていた。
それを受けて、キュゥべえは答えもせず。

QB「さぁ、まどか。契約をやりなおそう」

抜けぬけと言ってのけた。
さすがに私も鳥肌が立って、大きく首を振った。

まどか「……やっぱり、ちょっと考えてからにさせて」

QB「それは残念だ。僕は殺され損じゃないか」

キュゥべえは特に執着を見せずに伸びをして寝転んだ。
マミさんからの強烈な視線を総身に浴びてもお構いなしの、ふてぶてしさで。



<<前のレス[*]次のレス[#]>>
982Res/646.54 KB
↑[8] 前[4] 次[6] 板[3] 1-[1] l20
このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています。
もう書き込みできません。




VIPサービス増築中!
携帯うpろだ|隙間うpろだ
Powered By VIPservice