過去ログ - まどか「もう大丈夫だよっ」まどか「あなたは……!」
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[saga]
2012/01/29(日) 04:44:01.33 ID:BZmAVGk7o
QB「ああ、君たちは、僕が死ぬところを見たことがなかったね?」
QB「殺しても無駄だよ。身体なんてそんなもの、いくらでも替えがきくもの」
あり得ないことだけど、それがキュゥべえ。私はそう、変に納得していた。
本当に生きていた。死なないのがむしろ自然なことで。
彼はおもむろに自らの死体に近づき、咀嚼し始めた。
私たちは顔を見合わせてから、あとは何も言えずにそれを見つめていた。
しばらくして小さなげっぷが、夕焼けに染まる病室に間抜けに響いた。
まどか「た、食べちゃった……」
マミさんは長い間止めていた息を、やっと深く吐いた。
喜びなど欠片もない。華麗な双眸は、鋭く彼を刺しこんでいた。
マミ「……なんなのよ」
マミ「人を、バカにするのもいい加減にしなさいよっ……!!」
先ほどまでの涙が嘘のように、彼への怒りに満ちていた。
それを受けて、キュゥべえは答えもせず。
QB「さぁ、まどか。契約をやりなおそう」
抜けぬけと言ってのけた。
さすがに私も鳥肌が立って、大きく首を振った。
まどか「……やっぱり、ちょっと考えてからにさせて」
QB「それは残念だ。僕は殺され損じゃないか」
キュゥべえは特に執着を見せずに伸びをして寝転んだ。
マミさんからの強烈な視線を総身に浴びてもお構いなしの、ふてぶてしさで。
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