過去ログ - まどか「もう大丈夫だよっ」まどか「あなたは……!」
1- 20
824:[saga]
2012/02/18(土) 22:22:09.77 ID:+2ts+odto

白と黒。
影の世界に、惨劇がそのままの形で持ち込まれていた。
真っ黒に燃え上がる警察車両の残骸、動かない警官隊たち。
そして、たった二人だけ、生き残った者たち。

ほむら「まどか……まどか……目を覚まして……」

一方的な蹂躙の光景の真ん中で場違いに、天使のような寝顔をさらす少女。
彼女を腕に抱きながら、ほむらはふと、バカな妄想に走る。

こんなに幸せそうに眠るまどかなら、私のことを許してくれるかもしれない。
それどころか、私のしたことなんて、なかったように、笑ってくれるんじゃないかしら。

ぴく、とまどかの目蓋が動いた。

ほむら「……まどか!」

魔まどか「ん……ほむ、らちゃん……?……なに、があっ、たの……あっ!?」

とろんとした寝惚け眼が、瞬きひとつで、理性の色に染まる。
同時にバッと起き上がり、その腕からはっきりと、逃げ出していた。
開いた距離は、二人の心の距離だった。

ほむら「あっ……」

魔まどか「……」



<<前のレス[*]次のレス[#]>>
982Res/646.54 KB
↑[8] 前[4] 次[6] 板[3] 1-[1] l20
このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています。
もう書き込みできません。




VIPサービス増築中!
携帯うpろだ|隙間うpろだ
Powered By VIPservice