過去ログ - まどか「もう大丈夫だよっ」まどか「あなたは……!」
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823:[saga]
2012/02/18(土) 22:16:55.01 ID:+2ts+odto

電撃のように飛んだのは、先の警官を襲った、腹を抉る刺突。
不可視の槍は瞬きの間に狭い路地を抜け、棒立ちのほむらを突かんと迫る。
大穴が開いた。しかし、さすがにコンクリートの壁は貫通出来なかった。

前に。
既にほむらは躍り出ていた。不可視の槍など問題にならない3回の瞬間移動が、
猛攻をかいくぐり、彼女をまどかのもとへと導く。素早くその軽い体を抱え上げる。

と、石畳が盛り上がり、みしみしとひび割れが走った。彼女は瞬時に理解する。
地を割って飛び出す槍を危うく回避し、投げ飛ばされてきた車もやり過ごし、
3階建てのビルの屋上まで、一気に距離を取る。

猛攻がやんだ。

周囲を照らしている炎の赤が、真っ黒になった。それだけではない。
視界すべてが、単調なコントラストに塗り替わっていく。地形も位置関係も掻き回す。

それは、今更な結界発生の光景。
距離感も失せていく中で、決して離さないように、ほむらはまどかを抱きしめる腕に力を込めた。



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