過去ログ - まどか「もう大丈夫だよっ」まどか「あなたは……!」
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907:[saga]
2012/03/31(土) 14:35:00.58 ID:qtk7+BAFo

キュゥべえにすがりかけて、止める。自分で何とかしなくちゃいけないんだ!
私は慌てて駆け上がった。まだ傾きは浅い。今ならまだ渡れる。私は意を決して踏み切った。

まどか「えいっ!!」

――届いた!

と思った瞬間、バランスを崩す。

まどか「わっ、わっ……ふぎゃっ!!」

ビターン! という効果音が付きそうな感じに、私は顔面から転んだ。
でも、すでに私は橋を渡ることが出来ていた。そのままごろごろと転がって、対岸に辿り着く。

まどか「いったたたぁ…………」

うつ伏せの顔を上げて、痛む額を押さえる。
橋の中央だけレンガの基礎がなくなっていて、はね橋になっていたみたい。

キュゥべえはといえば、ちゃんと着地していた。
そして、目の前には赤い屋根に白い壁の小さな家。

QB「さぁ、まどか。目的地はすぐ目の前だ」

鎖が金属音を鳴らすのをやめた。

振り返ると、すでに上がり切ったはね橋。
もう戻れないよ、と言われているみたいで、背筋が寒くなった。

下の方ではバシャバシャという音がひたすら続いていた。
洗濯の音なんかでは、なかった。


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