過去ログ - まどか「もう大丈夫だよっ」まどか「あなたは……!」
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909:[saga]
2012/03/31(土) 14:37:24.03 ID:qtk7+BAFo

マミさんはぴくりと眉を上げた。紅茶のカップに口をつけて、

「本人だもの」

まどか「……マミさんはどこにいるの!」

そのマミさんは「あら、早いのね」と呟くと、ふっと視線を落とし、悲しそうな顔をした。

使い魔「彼女はね、死んでしまったの」

まどか「……ウ、ウソつき!」

使い魔「ウソかも。でも……本当かもしれないよ?」

彼女はいたずらっぽくウィンクしてみせると、胸の前に手を当てて、マスケットを取り出した。
よくマミさんがやっていたように、くるくると回転させて弄んでから、ピタリと銃口を合わせる。

使い魔「なにせ彼女、いま"コレ"が使えないみたいなんだもの」

まどか「どうしてマミさんの真似するの?」

使い魔「彼女が美しいからよ。だから私が、それをもらうの」

使い魔「もうもらったから、だから本物はいらないの。そして、なぜか取り込めないあなたも……」

使い魔「――いらないわ」

私と銃口の距離は1メートル弱。でも、不思議と恐怖はなかった。
その使い魔マミさんは、端正な顔を歪めて笑って、私を見て舌舐めずりしていた。
黙っていれば全く見分けがつかない程だけど、本物のマミさんはこんな表情はしない。

まどか「撃てるんですか」

まどか「本物のマミさんは今、鉄砲使えないのに」


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