過去ログ - まどか「もう大丈夫だよっ」まどか「あなたは……!」
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915:[saga]
2012/03/31(土) 14:46:34.54 ID:qtk7+BAFo

まどかの足元に円陣、周囲を取り巻く桃色の魔法陣。
それが展開するにつれ、ぴしぴしと深刻な亀裂が足場を軋ませていく。
その真正面から、魔女の巨大な拳がついにまどかを捉えた。まどかもそれを真っ向から、輝く杖で受け止める。

そして、思い切り振り払った。

あっけなく。魔女の拳はあらぬ方向へと飛んでいった。
そして今、まどかと魔女の間に邪魔するものは、何もない。

終わった、これでとどめ……。

そして、まどかはその手にある武器を、消滅させた。

まどか「……」

ほむら「……えっ」

まどか「……」

そして、もう動かない。訳が分からなかった。
この絶好の好機に、戦いに飽きてしまったとでも言うのか。

まどかの無防備な背中が、視界の先で棒立ちになっていた。
まどかはふらりとこちらを振り返った。その奥で、ジュッという熱い鉄を冷水に突っ込んだような音が響く。
魔女が影の粒子を拳に再構成したのだった。後ろに振りかぶったそれが狙うのは、棒立ちのまどか。
彼女の後頭部に拳が迫る中、私はまどかの悲しげな頬笑みを浴びていた。

まどか「……!」

私と目が合った瞬間、まどかは軽く驚いたようだった。
そして、直後、とてもとても明るく笑って、

まどか「    」

そのまま、背後から巨大な拳になぎ倒された。


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