過去ログ - まどか「もう大丈夫だよっ」まどか「あなたは……!」
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936:[saga]
2012/04/04(水) 14:47:43.46 ID:+IlzdyW5o

物凄く切羽詰まった声色。まどかは顔をこわばらせて、さっと周囲を見回した。
私は虚を突かれて、きょとんとしているばかりで、とっさに時間停止をすることすら思いつかなかった。

まどかは胸元のソウルジェムを苦しそうに押さえていた。
さっきの長い時間停止のせいで、すぐには使えないのだと、気付いていれば……、

魔まどか「したに」

した?

ほむら「――きゃっ!」

突然、まどかが私を突き飛ばした。私はすとんと尻もちをついてしまう。
まどかは即座に弓を引き絞って射た。私の足元から、女神の腕を突き破って、なにかが、複数のなにかが、飛び出す。

それは、無数の魔女の手。
まどかが立て続けに矢を射て、それらを潰していく。しかし、間にあわない。
そのうちの一本が、私の足首を捉え、私はパニックに陥って、振りほどくには堅く――。

ほむら「――――――――っあ―――――」

直後、まどかの矢がそれを射抜いていた。

ほむら「あああああ」

魔まどか「ほ、ほむらちゃん」

しかし、それは遅すぎた。
焼けるような痛みは非現実的だった。私は見たくもないのに、そこを凝視せずにはいられなかった。
魔女の手の莫大な握力で、私の足首はきれいに切断されていた。


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