過去ログ - 上条「…ディアボロ?」13
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700:『究極生物編』:第16話 ◆K/7LL5shls[saga]
2011/04/08(金) 23:05:48.01 ID:KoDBN7oe0


―――『8月21日』『午前』
―――『集英製薬医科学研究所』

『ネオドレス』の本拠たる、
この日の『集英製薬医科学研究所』は、
来るべき『カモッラ』の襲撃に備え、第一級の『戦闘態勢』に入っていた。

施設の随所で、重武装の保安部隊が巡邏し、
重要拠点には装甲車や『駆動鎧』すら配備された、
ネズミ一匹忍びこむ事も許さぬ、徹底した迎撃態勢を整えていた。
―――それだけでは無い。

待ちかまえるは、『アイテム』、『マージナル』、『分子振動』、『一方通行』。
そして完全武装状態の『撃滅個体』。
さらに、『霞の目』が補充戦力として雇い入れた、
『路地裏』に屯する、『ならず者の能力者』の集団であり、
荒事慣れした能力強度『レベル3』以上の能力者が全部で35人。
数合わせとは言え、これだけの数を揃えれば、これはこれで中々の戦力である。

対する『カモッラ』の戦力は、
『第二位』、垣根帝督と『バオー』が居るとは言え、
単純に『超能力者』の数だけ見ても『一対三』であり、
それ以外の予備戦力に関しては言わずもがな。

例え、『ネオドレス』がそうした様に、
急場しのぎで『戦力』をかき集めたとしても、
その数、質、共に『ネオドレス』には遠く及ぶまい。

―――簡潔に結論だけ言えば、『準備万端』と言う訳である。

『ネオドレス』側が、準備万端で待ちかまえている事は、
『カモッラ』側にも容易に知る事が出来、故に、攻める機会を静かに覗っていた為に、
『決戦の日』たる『8月21日』も、戦線は未だ静止したまま、
『午前中』は、そのまま静かに動き無く、過ぎて行くかと思われていた。

しかしである。

―――『ネオドレス』も
―――そして『カモッラ』も

―――全く感知して居なかった、『第三者』こそが
―――『決戦』の火ぶたを切って落とす役になるとは

―――完全に想定外の事態であった。



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