過去ログ - キャーリサ「家出してきたし」上条「帰って下さい」 2
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252: ◆S83tyvVumI[saga]
2011/04/16(土) 04:27:07.74 ID:3uB6ZpMQo

キャーリサは左手に着けた腕時計を見ながら言う。
風呂に入り始めたのが4時前だったから、倒れてからまださほど時間は経っていないらしい。


上条「そっか。他の連中はどうしてる?」


姦しい声やにゃーにゃーうるさい声が聞こえないので尋ねてみる。
するとキャーリサはどこか困ったような顔で笑った。


キャーリサ「部屋に帰した。お前が風呂で倒れてることに土御門が気付いた後大慌てだったの。
       ま、お前の体調に障ってもいかんしな。
       土御門もお前にとりあえず寝間着のパジャマを着せて出て行ってもらった」

上条「わかった、ありがとな。あいつらにも心配かけたし謝ってこないと……っと」


倒れている自分の周りで大騒ぎをしている一同の顔が目に浮かび、上条も苦笑い。
しかし一応何ともなかったと報告しておこうと思い、立ち上がろうとすると、キャーリサが上条のパジャマの裾をつまんで立ち上がるのを阻んだ。


キャーリサ「……」


無言でそっぽを向くキャーリサ。
先程よりも頬が赤いのは気の所為ではないだろう。


上条「な、なんでしょーか……?」

キャーリサ「……せっかく二人きりなんだ。もー少しいーだろ」


言って、上条との距離を詰めてくるキャーリサ。
風呂上がりの清潔な香りが鼻を掠めて、いらぬ妄想が頭を駆け巡っていく。


上条「と言いつつ何故に上条さんのシャツのボタンを外すんですかねぇ……」


ふと見ると、キャーリサが両手で上条のパジャマの前ボタンを一つ一つプチプチと外しているところだった。
ぎょっとする上条に、キャーリサは妖艶に微笑んで着ている赤いカットソーの襟元を掴み、そこから覗く仄かに上気した胸の谷間を見せつけてきた。


キャーリサ「私のも外せ、とーま」


淫靡に歪む薄桃色の唇に理性を持って行かれそうになるのを必死で拒みながら、視線を逸らしつつ上条は答えた。




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