過去ログ - キャーリサ「家出してきたし」上条「帰って下さい」 2
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(関西地方)
[saga]
2011/04/05(火) 23:15:15.25 ID:IFX5FSTFo
禁書「これはこういう作戦なんだからいいんだよ。それより、一緒に協力してくれるって考えてもいいのかな?」
ステイル「……ここまで来て放っておくわけにもいかないだろう」
煙草を口に咥え、紫煙をくゆらせながらステイルが忌々しげにため息をつく。
懐からラミネート加工され、ルーンの刻まれたカードを取り出し、それを乱雑に放り投げたその瞬間。
石畳で覆われた回廊を焼き焦がすかの如き火柱があがり、その中で赤黒い炎の巨人が産声をあげた。
『魔女狩りの王(イノケンティウス)』。
必殺の意を持ち、3000℃の炎が形を成した教皇級の魔術が発動する。
魔術師E「ス……ステイル=マグヌス!? 貴様は清教派の最大主教の護衛のはずでは!?」
雇われた魔術結社の魔術師が爆炎を背負い悠然と立つステイルに驚愕を露わにする。
ステイル「うるさいよ。そんなことを気にしている暇があったら、僕がこの敷地に何枚のルーンを仕掛けたかを心配しておくんだね」
ゴクリと唾を飲み込む魔術師達。
その意味を深く理解出来ていない騎士達は、突如現れた二人の乱入者を制圧しようと剣を構え攻撃を開始する。
魔術師F「ま、待て!」
騎士F「清教派の女狐には悪いが、痛い目にあってもらうっ!!」
ステイル「――――8万6千枚だ」
魔術師G「ッッッッッッ!!!!!!!!」
ルーンを極めた天才魔術師の一言に、同業である魔術師の顔面は蒼白となった。。
拠点防衛にこそ真価を発揮するステイルは、昨日この式典にインデックスが参加し、なおかつ何事かのトラブルが起こると土御門に聞かされてから、式典開始の直前まで不眠不休でカードを設置した。
客人を招く式であるから、景観を損なわないようにという騎士派からの注意も聞き流し、目立たぬ場所や時には地中にも埋めたその甲斐もあり。
『魔女狩りの王』は、過去に例を見ないほどの爆発力を見せる。
もはやその場に何人がいようと意味を為さない。
土御門「はりきり過ぎですたい、ステイル……」
禁書「っていうか私達いらなかったよね……」
引き気味の二人の声も他所に、うねり蠢く火柱が、ただ有象無象を飲み込むだけだった。
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