過去ログ - キャーリサ「家出してきたし」上条「帰って下さい」 2
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VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
(関西地方)
[saga]
2011/04/05(火) 23:54:21.27 ID:IFX5FSTFo
―――英国 バッキンガム宮殿 屋根 13:30
オルソラ「上条さん、こちらでございますよ」
エリスによって届けられた屋根の上。
階下からは絶妙に見えない死角の位置にオルソラとシェリーはいた。
上条「おう、待たせて悪いなオルソラ……ってなんだこりゃ!」
キャーリサの手を引いたまま上条がそちらに駆け寄ると、そこには思いがけない光景があった。
キャーリサ「何だ、知ってたのではないの?」
キャーリサは意外そうに言う。
建宮が告げた『例のもの』。
それは『軍馬』であった。
クーデターの際にキャーリサが跨っていた黒い屈強な馬。
上条「いや、これは予定になかったし」
キャーリサ「まーこれはさっき私が用意させたものだしな。こっちの方が速いの」
オルソラ「上条さん、お話は後程でございますよ」
シェリー「さっさと行け、後方のアックアが押されてるわよ」
ブルル…と小さく鳴き声をあげた軍馬の首元を優しく撫でているオルソラと、庭園で縦横無尽に暴れまわっているエリスを眺めているシェリー。
それを聴きながらキャーリサが軽々と馬に跨り、上条に向けて馬上から手を差し伸べた。
キャーリサ「さー行くぞとーま。仕上げにかかるの。
皆の奮闘に応えねばな」
間もなくアックアはシルビアとの戦いで手一杯になり、騎士団長がこちらへと迫ってくるだろう。
だが、それでもキャーリサは悠然とした笑みを崩すことは無かった。
もはや彼女は勝利を確信している。
否、確信出来ていなくとも、上条と共に実現させるのだと固く決意していたのだ。
これだけの者に力を借り、なお届かなかったのなら、自分はそれまでの人間なのだという想いを抱いて。
そしてそれは上条も同じだった。
あらゆる手を尽くし、やれることは全てやった。
後は結果を残すのみ。
上条はキャーリサの手を取り、彼女に引き上げられるようにして馬に乗る。
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