61:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(福岡県)[sage]
2011/04/01(金) 23:21:51.17 ID:fEp2Uk9j0
「あずにゃんとムギちゃんが走ってっちゃった後にね『今から部室行くね』って」
そうだったのか・・・・。
きっと、澪先輩と律先輩はそのメールを読んで慌てふためきながら
いろいろ、整えたんだな・・・・。
澪先輩はほんと、ドンマイな仕上がりだけど。
でも、だから、私がここにきたときは、少し戸惑いながらもいつも通りを装うことができたわけか・・・。
「そうだったんですか・・・」
メールか。それはちょっと思いつかなかった。
「うん」
そういって、唯は私を抱きしめる腕に力を入れた。
少し、苦しい。
「だって、いやじゃん。なんだか2人の素直な気持ちを踏みにじってる感じで」
「そうですね・・・・・」
興味本位で見てしまってた私にはちょっといたい言葉だ。
「どんなに仲良しでもさ、人にはきっと知られたくない場面とかあるだろうし。
『その人とだけ』って場面ってあるでしょ?もちろん、私とあずにゃんにもさ」
「・・・・はい」
「そういうの、もちろん見たい気持ち、私にも確かにあるんだけどさ、でもやっぱ・・・・」
そういいかけて、唯は私の顔をしっかりと覗き込む。
自分の顔が、唯の目に映ってるのがわかる。
「うん。自分に置き換えたとき、私はあずにゃんとのそういうの、誰にもみられたくないもん。
見られたとしても、あずにゃんにだけ見ててほしい。あずにゃんにだけ、覚えててほしい」
そういい終わると、不意にやさしく微笑みかけられる。
その顔にドキッとする。
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