過去ログ - 明るい魔まマ 魔法少女まどか☆マギカ 〜私の大切な人〜
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35:ちり紙 ◆B/tbuP0Myc[sage]
2011/04/03(日) 02:04:02.61 ID:8GUEOo26o
  マミに抱きしめられて、マミの豊かな胸で窒息しかけているまどか。その様子を見て満足そうにうんうん、と頷いている芳文を見てさやかは心底呆れ果てる。
 「ん? どうしたんだい?」
  呆れているさやかに気付いた芳文がはさやかに声をかける。
 「べ、別に……」
 「そうか!! まどかちゃんばっかり可愛がられるのにやきもち焼いてたんだね!!」
 「いや、別にあたしは」
 「ごめんなぁ。気付いてあげられなくて。巴さん!!」
 「……何? 社君」
 「いくらまどかちゃんがかわいいからって、まどかちゃんばっかり構ってちゃ駄目だよ。さやかちゃんがやきもち焼いてる」
 「だから別に焼いてないってーの!!」
 「あら……。そうだったの? ごめんなさいね」
 「ごめんなあ、寂しかったよなあ。さあ、君もまどかちゃんみたいに俺と巴さんの事、お兄ちゃん、お姉ちゃんと呼んで甘えてもいいのよ!!」
  両手を広げて笑顔で叫んだ芳文の言葉に、マミも頷いて笑顔でさやかを見る。

 「……」
  笑顔の芳文とマミをじっと見つめていると、二人ともぷるぷると震えているのがわかる。明らかに笑いを堪えているようにしか見えない。
 (二人してあたしをからかって……。このままからかわれてやるのもシャクだし……)
  さやかは一度静かに深呼吸して気分を落ち着かせると、クールな対応をする事に決めた。
 「はいはい。そろそろ他行くよ、馬鹿兄貴。マミ姉もいいかげんまどかを解放してやらないと、まどか窒息しちゃうからね」
 「ば、馬鹿兄貴……」
 「マミ姉……」
  芳文とマミがずーんという擬音を立てて俯く。
 (あれ……。ちょっと言い方が悪かったかな……)
  さやかが自分の言動をちょっと後悔し始めたその時、芳文とマミがお互いに顔を見合わせて言う。

 「これはこれで!!」
 「いいかもしれないわね!!」
 「……」

 (……なんかあたし、良い様に遊ばれてる!?)

  結局、芳文とマミのほうがさやかよりも一枚上手だった……。

 「マミまで社芳文にわざわざ付き合って、一体何をやってるんだか。訳がわからないよ」
 「……きゅぅ」
  そんなやりとりをキュべえは不思議そうに見つめながら首を傾げ、まどかはマミの胸に抱きしめられたまま、マミの豊かな胸で窒息死しかけているのだった……。


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