過去ログ - 明るい魔まマ 魔法少女まどか☆マギカ 〜私の大切な人〜
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43:ちり紙 ◆B/tbuP0Myc[sage]
2011/04/03(日) 02:19:28.06 ID:8GUEOo26o
          ☆

 「いてててて……。ひどい目に遭った……」
  マミとさやかに修正された芳文は、ふらふらとまどかとキュゥべえの元へと戻ってくる。
 「あの……。先輩、大丈夫ですか?」
 「……大丈夫だよ。ああ……君だけだよ、こんな俺に優しくしてくれる天使は」
 「マミとさやかにシメられたばかりだというのに、君も口が減らないね」
 「……やめてくれ、もう思い出したくない」
 (……マミさんとさやかちゃん、先輩にいったい何をしたんだろう?)
  まとかが芳文に乾いた笑いを返しながら、修正と言う名の罰としていったい何をされたのか疑問に思っていると、キュゥべえがとことことまどか達から離れていく。
 「キュゥべえ、どうかしたの?」
 「ちょっと用事を思い出したんだ。悪いんだけど後は君達だけで何とかしてくれるかい?」
 「え? う、うん。わかった」
 「すまないね。それじゃまどか、また後でね」
  それだけ言うと、キュゥべえは去って行った。
 「さてと、まどかちゃん。そろそろグリーフシード探そうか」
 「はい。所でマミさんとさやかちゃんはどうしたんですか?」
  いくら待っても戻ってこない二人の事をまどかは尋ねる。
 「ああ、二組に別れて探すことになったんだ。彼女達は向こうを調べてるよ」
 「そうですか」
 「うん。とりあえず、俺達はこっちを調べよう」
 「わかりました」

  まどかと芳文はとりあえず、プールサイドの周辺などを探してみる。
 「どうかな?」
 「ソウルジェムに反応はありませんね」
 「うーん。もしかしたらプールの中とか?」
 「そうですね。それじゃ私中に入って調べてみます」
 「うん。でも水の中に入る前に準備運動しておかないとね」
 「そうですね」
  芳文の言葉に頷いて準備運動をした後、まどかはプールの中へ入っていく。
 「俺も行こうか?」
 「大丈夫です。もしグリーフシードを見つけたら、すぐに呼びますから。先輩はまだ見てない所やプールの隅を探してください」
 「了解。気を付けてね」
 「はい」
  まどかはプールの中に入ると中を歩きながらグリーフシードを探し始める。
 「さてと、まだ見ていない所は、と……」
 「社芳文。ちょっといいかしら」
  芳文が振り返ると、黒い水着姿の暁美ほむらが立っていた。

 「ああ、君か。この前はありがとう」
 「別にあなたに礼を言われる覚えはないわ」
 「いや、まどかちゃんを助けに来てくれたし、俺の事も助けようとしてくれたじゃないか」
 「……」
  芳文の言葉に、ほむらは何も言わず、じっと芳文を見ている。
 「えーと、確か……ホームランちゃんだっけ? 名前」
 「……ほむらよ。暁美ほむら」
 「ああ、そうそう。言われてみれば確かに。そういやまどかちゃんがほむらちゃんって呼んでたっけ」
 「……」
 「それで、俺に何か用かな? 暁美さん」
 「……あなたは何者なの?」
 「うん? もしかして、俺の事が知りたいの?」
 「そうね」
 「そうか……。俺は社芳文!! 絶賛恋人募集中の一五歳!! 魔法少女巴マミさんのクラスメイトさ!!」
  爽やかな笑顔でキラリンっと歯を光らせて親指を立ててみせる。

 「そんな事に興味はないわ」
 「そんな言い方びといや。君が俺の事知りたいって言ったくせに」
  芳文はいじけて床にのの字を指先で書く。


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