過去ログ - 一方通行「俺は悩まねェ。目の前に敵が現れンなら……叩き斬るまでだァ!!」
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253: ◆x8SZsmvOx6bP[sage saga]
2011/07/28(木) 01:33:51.39 ID:6+765j9Po
一方通行「ぐっ……!!」

 腕の先からその爆発の威力をまともに受けた一方通行は咄嗟に守りの姿勢をとることもできず、
背中から砂の大地へと落下する。
 かなりの高さから突き落とされたはずだが、ここが砂漠であるためであろうか、動けないほどのダメージを負ったわけではない。
 それよりも、と取り急ぎ辺りを見渡す。
 あの爆発では自分と同様に、奴もただでは済んでいないはずだ。

 果たして、一方通行は少し離れた小高い砂丘に片膝をついたファーブニルを発見した。
 奴はかなりのダメージを食らったのだろうか、と様子をうかがうが、どうもそうでもないらしい。

ファーブニル「くっ、はははははっ」

 ひとつ、乾いた笑い声をあげたかと思うと。

ファーブニル「……うおおおおぉぉぉぉぉっ!!」

 咆哮とともに、ファーブニルを中心に再び爆発のようなすさまじい風が巻き起こった。
 それと同時に敵の体が白いオーラのようなものに覆われ始める。
 
ファーブニル「いいぜお前……もっと、もっとだ……!!」

 何かを探し求めるかのように両手を目の前にかざし、ファーブニルは唸る。

ファーブニル「もっと俺を楽しませてくれー!!!」

 それが比喩ではなく、本当に楽しませてくれるような相手を求める声であるということに、
一方通行は薄々ながら勘づき始めていた。

 この男は、一筋縄ではいかない。



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