過去ログ - 一方通行「俺は悩まねェ。目の前に敵が現れンなら……叩き斬るまでだァ!!」
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345: ◆x8SZsmvOx6bP[sage saga]
2011/09/29(木) 00:10:05.87 ID:gfipPGEfo
 その光を生み出していた球状の何かは、まるで水の抵抗をものともしないかのようにふわふわと一方通行の周りを旋回し始めたかと思うと、
光を放ったまま、突如として何か別のものの形を象り始める。

一方通行「…………」

 その様子を、彼はどこかで見たことがあるように感じながら見つめていた。
 まさしくこれは、夢の中で出会った打ち止めとの邂逅と同じ状況に他ならない。

一方通行「オマエは……!!」

  『…………』

 そしてついに全貌を現した光の姿に、一方通行は思わず眉をひそめた。
 その姿は今いるこの薄暗い海底にはあまりに不釣り合い――いや、あまりに似つかわしすぎたのだ。

 紺色を基調としたいわゆるブレザーの型の学生服に、腰まで伸びたロングの髪が鈍く映えている。
 そしてこれでもかと言わんばかりに膨らんだ胸に、小さな顔にちょこりと乗る細フレームのメガネを通して、憂いを多分に含んだ瞳がのぞく。
 人間でいえば、十五、六歳であろうか。 

一方通行「オマエは……一体、誰だァ……?」

 現状にとってあまりに異質な存在の登場に及び腰となりつつも、一方通行はその姿をしかと睨みつけた。

 ――自分はかつて、この人物に出会ったことがある。



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